マイルの貯め方と使い方がわからない...ANAを例として超簡単に説明します【初心者向け】
よくこんな質問をされます。「マイルってどうやって貯めるの?」「そもそもマイルって何?」 普段飛行機にほとんど乗ることが無く、マイルプログラムに対して全く接触することが無い人からの質問ならわかるのですが、すでにANAカードやJALカードを持っている人、飛行機で年間に何回も海外に出かける人からもこのような質問をされるので、正直な気持ち、「えっ⁉マジ・・・?知らんの?」とちょっと驚いてしまいます。
ある程度マイルを貯めた実績のある人からも、「1万5千マイルあるんだけど、これ何に使えんのぉ?」「1マイル=1円で使えんでしょ?」と、こんな初歩的な質問を受けることもあるんですよね。きちんと使って初めて金銭的価値を生み出すことになりますから、マイルを〝何〟に、〝いくら〟で使えるのかといった基礎知識ぐらいは頭の片隅に入れておきたいところです。
これからマイルを貯めてみたいと思っている人、「なんとなく」マイルを貯めている人、貯まったマイルをどうすればいいのかわからない人・・・。今回はANAマイルを例に、マイルの貯め方と使い方を超簡単、超大ざっぱに説明していきます。貯める時、使う時のテクニック的な話は一切出てきませんので、マイラーとして活動している人にとってはめっちゃ濃度の薄い記事内容となりますが、冷やかしでも構いませんのでどうぞ最後までお付き合い下さい。
今回の記事についてはあまり深く考えずにサラっと読んで下さいね。サラっとですよ!
- ややこしいマイルの世界
- 最低でも何マイルが必要?
- マイルの貯め方をザッと紹介
- ①飛行機に乗る
- ②提携しているお店やレストランを利用する
- ③クレジットカードで決済する
- ④電子マネーで決済する
- ⑤他のポイントから交換する
- ⑥ポイントサイトを利用する
- ⑦クレジットカードを人に紹介する
- マイルの使い方をザッと紹介
- 最後に・・・
- こちらの記事も参考に
ややこしいマイルの世界
すっかり市民権を得た感のある『マイル 』という言葉。でも実際に「さあマイル生活を始めよう!」となると、わかりづらくて上手に使いこなすにはハードルの高いものといった印象を抱く人が多いようです。
そういえば「マイルってよくわかんなーい。だからやらなーい」なんて人も実際にいましたね。もう覚えようとか、やってみようとか、そんな気が全くなく、
マイル=面倒くさい
きっと頭の中にはこんな公式が完成していたのでしょう。大げさに言うとマイルという言葉自体を拒否している感じです。
なので簡単に考えましょ、簡単に。
さっそく大ざっぱにいきますが、マイルとは「飛行機にタダで乗ることができるポイント」と、覚えちゃって下さい。
世の中にはマイルの他にも数え切れないほどのポイントが存在しています。お札は全然入ってないのにカードや会員証だけで財布がパンパンに分厚くなってしまうのは『ポイント貯めてる人あるある』ですよね。
たくさんあるポイントの中で一番わかりやすいのが1ポイントを1円で現金と同じように使えるポイントプログラムではないでしょうか。メジャーなところでは『楽天ポイント』、『Tポイント』、『Ponta』など、多くの人が利用しているポイントプログラムのほとんどがこの仕組みとなっています。
かたやマイルの世界は
1マイル=1円...ではない!
現金同様に使うと...もったいない!
こういった点がややこしいと感じる大きな要因だと思いますが、実はマイルの世界ではすごい大事なことなんです。例えば電子マネーなどに交換すると1マイルを1円で、現金と同じように使えると言っちゃ使えるんですが、ものすご~くもったいないので絶対にやめた方がいいんです。
あっ、やばい......超簡単とか言っておきながら算数っぽい話になっちゃいそう......
これ以上説明していくとマイルの価値とかお金に換算するといくらだといった数字がいっぱい出てくる小難しい話になりそうなんで、もうそろそろやめときます......
最低でも何マイルが必要?
ANAマイルを使う場合はこちら
国内線で使う
- 新千歳~東京はローシーズンで片道6,000マイル
- 新千歳~大阪もローシーズンで片道6,000マイル
国際線で使う
- 一番少なく行ける日本~韓国はローシーズンで往復12,000マイル
ローシーズンとは年末年始を除いた冬の期間と思っていただければ結構です。この期間内であれば最低6,000マイル貯めれば無料で航空券を手に入れることができるので、ひとまず目指すべき目標値は6,000マイルにしておくのもいいでしょう。
結局数字の話になってしまいますね(笑)
マイルの貯め方をザッと紹介
マイルを貯める方法は大体こんな感じ。
- 飛行機に乗る
- 提携しているお店やレストランを利用する
- クレジットカードで決済する
- 電子マネーで決済する
- 他のポイントから交換する
- ポイントサイトを利用する
- クレジットカードを人に紹介する
ざっと大まかに分けてみましたが、上に書いてある7つは実際に私が貯めたことのある方法です。まだ他にあったかもしれませんが、今覚えている方法はこの7つなので、もし思い出した場合は随時記事に追加していきたいと思います。
参考として、私が2016年に獲得した実マイル数は277,856マイル。
SFC取得に必要な航空券代を捻出するため、マイルの大半をANAスカイコインに交換しました。よって現在は残り約16万マイルまで減ってしまいましたが、年間で20万マイル位ならどなたでも貯めることができるのではないでしょうか?きちんと活動すれば特別難しいことではありませんよ。
「SFCって何?」と思う方は以下の記事に詳しく書いていますのでぜひお読みください。
それでは先ほど挙げた7項目のちょっと詳しい内容を、ANAマイレージクラブを例に挙げて一つずつ見ていきます。ここでも少し数字が出てきますができるだけ簡単に説明していきますので。
①飛行機に乗る
カードの種類 | 搭乗する路線 | |
新千歳~東京 | 新千歳~大阪 | |
ANAカード 一般 |
420 | 548 |
ANAマイレージ クラブカード |
382 | 499 |
たくさんの人が利用する新千歳~東京線の1往復でもらえるのは800マイル前後ですから、飛行機の搭乗を中心としたマイル獲得方法では大量に貯めることが難しく、目標に到達するにはかなりの搭乗回数を必要とすることがわかります。
②提携しているお店やレストランを利用する
街中のANAと提携しているお店を利用すると、使った金額に応じて100円=1マイルとか200円=1マイルの割合でマイルを獲得することができます。
身近な所で説明をすると、セブンイレブンでANAカードを使って買い物した場合、クレジットカードのポイントとは別に200円につき1マイルが付与されます。100円で1マイルもらえる所もありますよ。
お店によってはANAカードで決済する必要がなく、マイレージクラブカードの提示だけでマイルを獲得できる所もありますから、貯めるチャンスを逃さないためにも常にマイレージの会員カードは携行しておくことが大切です。
コンビニ、スーパー、ドラッグストア、ガソリンスタンド、レストラン、ホテル、駐車場など、日常に利用するお店や施設の中にたくさん提携先が紛れ込んでいるので、上手に活用すればボーナスプレゼント的な意味合いでマイルが少しずつ増えていくこととなります。
③クレジットカードで決済する
みなさんお馴染みの定番スタイルですよね。
「普段からマイル貯めてます!」と言っている多くの人が実践している方法で、ANAなら「ANAカード』、JALなら『JALカード』、エアドゥなら『AIR DOカード』と言ったように航空会社の名前がそのまんまついたクレジットカードを普段から使用してマイルを獲得していきます。
日常生活の中にあるありとあらゆる支払いシーンでクレジットカードを使っていくと、年間で万単位のマイルを獲得することが可能となります。最も一般的である100円で1マイルを獲得できるカードの場合、100万円の利用で1万マイルが貯まることになりますね。
買い物やレストランでの食事だけに関わらず、公共料金、通信費、家賃、税金、保険料など、生活に必要不可欠で定期的に支払いが発生する各種料金においてもクレジットカードで決済できるケースがどんどん増えていますので、上手に使いこなしてマイルを着実に増やしていきましょう。
航空会社の名前が付いていなくてもお得なクレジットカードはたくさんあります。下記記事のYahoo! JARANカードもその一つです。
④電子マネーで決済する
クレジットカード同様、電子マネーの支払いでもマイルは獲得できます。違いは店員にカードを渡す必要がないこと。「ピッ🎵」とレジ近くのリーダーにかざすだけで決済が完了するので、クレジットカードに比べると手間がかかりません。ちょっとですけどね。
店員さんとのやりとりが言葉だけで済むことになりますから、店頭における一番スマートな支払い方法と言えるのではないでしょうか。
⑤他のポイントから交換する
今やポイント戦国時代と言われるほど世の中には様々なポイントプログラムが存在しています。日々の生活で貯めたポイントをマイルに交換していく方法も、一般的なマイルの増やし方として広く認知されるようになりました。
ANAマイルの場合、メジャーなところではTポイントや楽天ポイント、nanacoポイントなどをマイルに交換することができますから、コンビニやネットショッピングで貯めたポイントを使い航空券を手に入れることが可能なシステムとなっています。
さらに特筆すべきは、大量のマイルを稼ぎ出すマイラー御用達の〝ソラチカルート〟と呼ばれるお得な交換方法が存在していること。
次の項で説明しますが、ポイントサイトで獲得したポイントをソラチカカードのメトロポイントを経由してマイルを貯めていく方法です。この交換ルートは昨年位から一気に広まった感がありますが、クレジットカード決済での獲得方法と比べると、まだまだ知っている人は圧倒的に少ないといった感じです。
⑥ポイントサイトを利用する
昨今の陸マイラーブームにおける最大の功労者と言えば先ほどのソラチカカードとポイントサイトで間違いないでしょう。
ポイントサイトとは、「ウチを経由していったらポイントあげるよー🎵直接公式サイトに行くともったいないよー。」といった感じ。
私がよく使うのは『ハピタス』『ちょびリッチ』『モバトク』『ゲットマネー』『ドットマネー』などなど。2014年の5月頃から利用しています。でもこれって初めて聞く名前ばっかりじゃないですか?私の周りでも知っている人はほとんどいなく、まだまだ世間一般的には知れ渡っていないのが現状です。
一体何がお得なのでしょうか? 楽天で買い物する時を例に挙げて説明すると、
- 直接楽天のサイトにアクセス
→もらえるポイントは楽天ポイントのみ - ポイントサイトから楽天のサイトにアクセス
→もらえるポイントは楽天ポイントとポイントサイトのポイント
ポイントサイトを経由することでポイントの二重取りができるんです。
ポイントサイトには様々なジャンルのサービスが揃っており、特に大量マイルを狙う人に人気なのがクレジットカードの発行とFXの口座開設。どちらも5,000〜20,000マイル相当の高額ポイントを獲得できる案件がズラリと揃っています。
でも、なんか怪しいなぁーって思いませんか?ポイントサイトって。私ももちろん最初はそう思っていましたが、きちんと使えばポイントはどんどん貯まっていきますし、利用していく中で特に不都合を感じたことは一度もありません。
下記の4つは私が普段から利用しているポイントサイトで、ここで獲得したポイントをマイルに交換して年間20万マイル以上を貯めることができました。
⑦クレジットカードを人に紹介する
ANAカードにはカードの紹介制度として『マイ友プログラム』があり、知人や友人に紹介して入会してもらうとお互いにマイルを獲得できるお得なプログラムとなっています。
プレミアムやゴールドといった上位クラスのカードだと獲得できるマイル数もアップします。
あとはブログやホームページでクレジットカードを紹介して記事内のリンクから入会してもらう方法、いわゆる『アフィリエイト』ですね。一部のアフィリエイトプロバイダーでは獲得したポイントをマイルに交換することも可能となっています。
以上、マイルを貯める方法をザッと紹介してみました。
今一度振り返ってみると、私のようなごく普通の人間が年間で10万以上の大量マイルを貯めるには、やはりポイントサイトの利用、もしくはクレジットカードの紹介を上手く使いこなすことが必要であると感じますね。
マイルの使い方をザッと紹介
マイルの使い方はいっぱいあるんですよねー・・・
でもズバリ一つだけ選びます!
特典航空券への交換
これが一番いいでしょう。特典航空券とはマイルで手に入れる無料のチケットのこと。先ほど説明した通り、国内線で6,000マイル、国際線で12,000マイル貯まると特典航空券を発券できますから、あとはそれぞれの好みに合わせて旅程を決めればいいと思います。
超アッサリですが使い方の説明は終わりっす。実はあまり使ったことがないもんで......
最後に・・・
今回はANAのマイルについて説明しましたが、JALやエアドゥ、その他日系エアライン、または外資系エアラインなど、多くの航空会社にマイルプログラムは存在しています。どのエアラインを選ぶかは人それぞれですが、全く初心者の方にはやはりANAかJALをおすすめします。提携先も豊富に揃っているし、マイルについての情報量も格段に多いですから。
注意点としてはANA・JAL共に有効期限が3年であること。獲得してから3年が経つと順次マイルが失効していくので注意して下さい。
今回の説明を簡単にまとめると、日常生活におけるマイルの貯め方は、クレジットカードや電子マネーでの決済、ポイントサイトの利用、この2つを上手に活用することが重要です。あとは貯めたポイントをソラチカルートなどを使いマイルに交換していくことで、年間10万〜30万マイル位獲得することが可能となります。さらに貯める方法としては紹介制度をフルに活用することですかね。
一方、マイルの使い方としては、「特典航空券を手に入れる!」これでOKですね。国内でも海外でもお好きな所へ旅立ちましょう。
マイルの貯め方&使い方の詳しい手順やテクニック的なことについては、インターネットで検索してすぐに調べることができます。特に昨年辺りから、細かい手法や計算方法に関する情報がインターネットに溢れ返っている状態ですので、自分の欲しい情報を見つけるのはさほど難しいことではありません。
興味を持ち始めた時は当然わからないことだらけです。別に急ぐ必要はありません。慌てず、コツコツ勉強しながらマイルを貯めていく生活を楽しみましょう。
こちらの記事も参考に