新千歳空港ANAラウンジのリニューアル工事が決定!改修後の9月にはスイートラウンジ誕生へ
2017年2月21日、新千歳空港のANAラウンジが改修工事のため閉鎖するというニュースが発表されました。待ってたよぉ~~~!
2017年3月15日から9月初旬までの間、ANAプレミアムメンバー、スターアライアンス・ゴールドメンバー、プレミアムクラス搭乗者などはANAラウンジの利用ができませんので注意が必要です。プレミアムクラスでSFC修行される方もここは辛抱するしかないですね。
9月の工事完了後はANAラウンジのリニューアルオープンに加え、最上級ラウンジ『ANA SUITE LOUNGE』が新たに誕生します。ついに北海道上陸です!
- 新千歳ANAラウンジの閉鎖とリニューアルの内容
- 国内線ANAラウンジを利用するには?
- 2017年1月時点の新千歳ANAラウンジの様子です
- 新千歳空港は工事の真っただ中。ただ今施設強化中
- JALのラウンジは一足先にリニューアル
- リニューアル後のANAラウンジとプレミアムチェックイン
- 北海道にANAスイートラウンジが誕生します!
- 最後のまとめ
新千歳ANAラウンジの閉鎖とリニューアルの内容
ついに来たっ!
ANAラウンジリニューアル!
2016年6月にJALが新ラウンジをオープンさせて以降、「ANAはいつだ?いつなんだ?」と待っていたのは私だけではないと思います。
2月21日に新千歳空港のラウンジリニューアルについての発表があり、翌日には閉鎖期間中の運用についてのお知らせがリリースされました
↓
ANAはこの秋、隈研吾氏監修のもと新千歳空港のANA国内線ラウンジをリニューアルオープンいたします。あわせて、国内線プレミアムメンバー向けの最上級ラウンジ、「ANA SUITE LOUNGE」を新設いたします。
1. 新千歳空港ANA LOUNGE(国内線)リニューアルの概要
新しいラウンジのコンセプト
「一期、一会」
“積み重ねた時間”と“きらめきの瞬間”が融合する、ANAならではのおもてなし空間をつくり上げたいという想いを「一期、一会」に込め、デザインコンセプトとしました。
第一弾となる新千歳空港では、「大空の玄関」と「翼につつまれる空間」をテーマに新デザインを展開します。
改修工事期間
2017年3月15日~2017年9月初旬(予定)
※2017年3月15日より工事を開始するため、ANA LOUNGEを閉鎖させていただきます。工事期間中の運用については2月22日にANAホームページにてご案内いたします。
「ANA SUITE LOUNGE」の新設について
新千歳空港において、国内線プレミアムメンバー向け最上級ラウンジ、「ANA SUITE LOUNGE」を3階エリアに新設いたします。ワインやプレミアムビール、パンやスープなど既存のANA SUITE LOUNGEのサービスに加え、北海道にまつわるメニューをご用意いたします。
「ANA LOUNGE」の拡張について
リニューアルされるANA LOUNGEは、現在のラウンジから面積を約2倍に拡大し、3階エリアに移転いたします。滑走路に面した東側は全面ガラス張りの大きな窓を設け、遠くには北海道の山々も望める、明るく開放的な空間に生まれ変わります。
ユニバーサルデザインカウンターの導入について
ラウンジのユニバーサルデザインを推進するとともに、ラウンジの受付では、車いすをご利用されるお客様などおからだの不自由なお客様も快適にご利用いただける、ユニバーサルデザインに配慮した高さの低いカウンターを導入いたします。
2. ラウンジに直結するANAプレミアムチェックインカウンターの新設
ラウンジに直結する優先チェックインカウンターおよび保安検査場を2階エリアに新設します。プレミアムクラスご利用のお客様、ANAダイヤモンド会員・プラチナ会員・スーパーフライヤーズカード会員・スターアライアンスゴールド会員のお客様がご利用いただけます。
閉鎖期間中の対応
- ラウンジをご利用いただけないお詫びとして、入室資格者ご本人様、且つANAマイレージクラブ会員のお客様に、新千歳空港出発のANAグループ運航便・AIRDO便にANA便名でご搭乗されるごとに500マイルを進呈いたします。
ANA公式ホームページより
2月22日の北海道新聞朝刊にも記事が載っていましたね。
☆リリースの概要
- 伊丹、福岡、那覇空港もリニューアル予定。第一弾が新千歳
- 改修工事期間は2017年3月15日~9月初旬の予定
- 閉鎖期間中は代替サービスとして500マイル進呈とスーパーラウンジの利用券
- デザインは建築家の隈研吾氏が監修
- ラウンジ直結のプレミアムチェックインおよび保安検査場を新設
- 2Fから3Fに移転して現ラウンジから面積を約2倍に拡充、窓も設ける
- 最上級ラウンジ『ANA SUITE LOUNGE』を新設
新しいラウンジは施設的に申し分なさそうですね!待ちに待った広くて窓がある開放的なラウンジ。景色に関しては羽田空港のANAラウンジを凌駕するかもしれません。
ただ残念なことが一つ。うーん......この代替サービスはどうなんでしょうか?500マイル進呈というその場ですぐに受け取れないプレゼントはちょっとありがたみが少ないので、やはりここは空港で実際に受けられるサービスの方がよかったような気がします。みんながマイルを貯めているわけではないですから。よくあるのはミールクーポンの配布やカードラウンジの利用券といったところですが......。でも公式に発表されたことなのでこれはもうしょうがないですね。
上の囲み文は、2017年2月にANAから発表されたリニューアル工事期間中の代替サービスに関するアナウンスを耳にして直ちに書いた文章です。実際、2017年6月までの代替サービスは500マイルの進呈のみとなっていました。
「ホントにこれだけ?マイル登録しないでプレミアムクラスに乗る人はどーすんの?何もないの?」こんな気持ちがフツフツ沸いてきたため、ついANAデスクに確認の電話までしちゃったんです......ウザさ100%人間とはまさに私のこと.......
が、しかーし!その甲斐あってか(?)2017年6月15日より新千歳空港が運営するラウンジ『スーパーラウンジ』の利用券が配布される代替サービスもスタートしました!
『スーパーラウンジ』は搭乗券と各種ゴールドカード等の提示で入場できるいわゆる〝カードラウンジ〟と呼ばれる所で、新千歳空港ではターミナル3F展望デッキ入口のちょっと奥に存在しています。保安検査の手前にあるため搭乗ゲートからかなり距離が離れているのは難点ですが、広々として大きな窓があるラウンジは開放感溢れる造りとなっています。想像以上にゆったりと寛げると思うので、時間がある際はぜひとも3Fまで足を運んでみて下さい。
ただ、工事期間中はスーパーラウンジの混雑が予想されますので利用される方は注意が必要です。中に入って混雑が気になるような状態でしたら、すぐ近くの飛行機を眺められるフードコートでまったりするのもいいかもしれませんね♫
新千歳空港で飛行機見るならココ!子供連れもゆっくりできる3Fフードコート近くの展望スペース - 北からデパ 新千歳空港から楽しいソラ旅を
まあ、私のようにマイルを普段から意識して貯めている人にとっては500マイルの進呈でも嬉しいものです。少しでも蓄積マイル数を増やしていきたいですからね。マイルを貯めることに少しでも興味があるのなら、下の記事に基本的なマイル獲得方法が書かれていますのでさっと目を通してみることをおすすめします。
プレミアムチェックインカウンターの奥にある専用保安検査場については、今回閉鎖のアナウンスが無いのでこのまま使用可能かと思われます。※専用保安検査場も閉鎖されました。代替で出発口Bの左端レーンが専用検査場として用意されています。2017年3月15日に旧ANAラウンジは閉鎖されリニューアル工事がついにスタート。閉鎖後の様子を見にいってきた記事はこちらです。
プレミアムクラスの搭乗でSFC修行される方は、しばらくの間ラウンジでのまったりタイムはお預けとなってしまいます。でも9月までに5万プレミアムポイントに到達していればピッカピカのラウンジに堂々と入場できるようになりますから、ここはグッと我慢して楽しみはあとにとっておきましょう。
SFC(スーパーフライヤーズカード)についてはこちらの記事に詳しく書いています。ぜひ読んでみて下さい。
国内線ANAラウンジを利用するには?
以下に該当の方が利用できます。
- ANAダイヤモンドメンバー
- ANAプラチナメンバー
- ANAブロンズメンバー(別途マイルが必要)
- ANAスーパーフライーヤーズ会員
- スターアライアンス・ゴールドメンバー
- ANAミリオンマイラー
- プレミアムクラスに搭乗の方
- ANAカードプレミアム保持の方
上級会員でなくてもプレミアムクラスの搭乗で利用できます。当日空席がある場合は9千円の支払いでプレミアムクラスへ変更できますから、自分へのちょっとしたご褒美にいかがでしょうか?私も初めてのANAラウンジはこの方法で利用しましたよ。
2017年1月時点の新千歳ANAラウンジの様子です
基本スペックは以下の通り。
- 施設
部屋 約170席
ファックス、コピー機、無線LANサービス、プリントサービス、トイレ - 位置
2階出発フロア- 7番ゲート付近 - 営業時間
6:30~最終便出発まで - サービス内容
ソフトドリンク、アルコール類、新聞、雑誌
ここからは改修前のANAラウンジの様子を写真で見ていきます。
名残惜しいなぁ・・・
専用保安検査場&ANAラウンジへの入口。「よっしゃ行くぜい!!」と勢いよく入ると並んでいるオジサマの背中に衝突する危険あり。それぐらい近いんですよね、保安検査が。ホント入ってすぐ左側1メートル位の感覚です。
専用保安検査場を抜けると正面に自動ドアがあり、そこを出ると搭乗ゲートが並ぶ待合エリア。自動ドア手前の左側一帯がANAラウンジとなります。
ラウンジ入口にはミリオンマイラーのみが手に入れることのできるオリジナルネームタグがディスプレイ。「みなさん、頑張って目指してね♫」というメッセージかな?いやいや、無理ですから(泣)
黒の受付カウンターに青く光る一本のラインは他空港のANAラウンジでも見られる共通のデザイン。ドリンクカウンターでも使われています。いかにも『THE ANA』って感じが素敵です。
ここはとても細長い形のラウンジですが、「奥に何があるんだろう?」というちょっとしたワクワク感を持てるので、私はこの形、結構好きでした♫
入ってすぐ手前側はカフェの雰囲気に似ているエリアですが、窮屈感が高いので座ったことはありません。テーブルも小さいのでビールとかすぐこぼしそうな気がします......
中央付近の左側にはビジネスコーナーが広がっておりノートパソコンで仕事をされている方がたくさんいます。この写真は人がいなくなる隙を狙って撮ることに成功しました。やっぱりカタカタとキーボードを打つビジネスマンはカッコイイ!真似しよっかな?(無理)
奥に広がるのはソファが並ぶリラックスエリア。ぼーーーっとするのにはピッタリ!床には絨毯が引かれているためそのフワフワ感が私は大好きです。
居心地がいいのでソファに座って搭乗時刻までの間、自分の気に入った本を持ち込んで読書することがお決まりパターンとなりました。特に眞鍋かをりさんの旅行エッセイ本は何度も読み返しましたね。フラっと飛行機に乗って世界各国へ出掛ける様子が本当に楽しそうに書かれている作品です。
旅好きにはおすすめの一冊!
↓
ソファの配置はほどよく距離が離れているため向かいの人もほとんど気にならず、ゆったり過ごすのにはベストのエリアと言えるでしょう。ここではアルコールを飲んでいる人の割合も多いと感じました。あと一番上の写真奥にある自動ドアが、喫煙室の入口となっています。
リラックスエリアの一角にソファや壁が黒くデザインされている『ブラックコーナー(勝手に名づけました)』があるんですが、奥の角っこソファが私のお気に入り。これ、座るとモフっとめっちゃ沈むんですよ。毎回「おうっ⁉」となっていました。
これです!これが好きなんです!ビールとブラックコーナーの組み合わせが自分の中ではピタリと大ハマリ。この空間は不思議なことに少し閉ざされた感がありましたね。目に見えない結界があるような・・・。そのせいか人も少なく落ち着いた雰囲気の空間となっていました。
リニューアル後には窓のある開放的なラウンジとなりますが、狭くてもいいので黒を基調とした渋めのダークネスな空間も設置して頂きたいですね。ANAさん、ぜひお願いします!
ヤバイ!注がれ中のビール君、めっちゃウマそうですよね!このツヤツヤした色合いはもはや芸術品と言ってもいいくらい。
新千歳空港名物のビールコーナーはアサヒ、サッポロ、サントリー、キリンの国産4大メーカーがフル装備。朝7:30の便に乗ることが多かったのですが、この誘惑には勝てず、朝ビールの時間をじっくりと堪能させて頂きました。
工場から直送かどうかは不明ですが、普段居酒屋で飲む生ビールよりも数段美味しく感じましたね。
ビールの他に焼酎やウィスキーなどのアルコール類、各種ソフトドリンク、ポリポリおいしいすなっくおつまみが用意されています。国内線ANAラウンジには食事はありませんのでご注意ください(成田空港には軽食あり)。
トイレの写真。広くはないもののもちろん綺麗です。ANAラウンジ内にはオリジナルアロマのいい香りが漂っているのですが、やはりトイレ付近が一番強い香りになっています。おかげでアロマ大好きになっちゃいました♫
出口専用の自動ドアの向こうは7番ゲートのすぐ目の前。初めて利用した時は「えっ⁉もうココ?」と、自分がワープしたような感覚になりました。保安検査後に搭乗時刻間際までゆっくりくつろげる航空会社ラウンジは本当にありがたい存在です。
搭乗ゲート側にあるラウンジの入口はひっそりとたたずんでいるので気づかない人も多いでしょう。私は以前、「どうしたらここに入れるのかな?」と中の様子をジーっと見ていたことがあります。今思うとかなり怪しかったかも......
以上、ラウンジの様子を写真で振り返ってみました。
利用経験のある方々に聞くと、新千歳空港のANAラウンジについてはネガティブな意見をよく耳にします。「狭い」「窓がない」「いつも混んでて落ち着かない」「カードラウンジの方がマシ」などなど。
確かにその通りかもしれませんが、私は特に不満を感じたことはありません。
やはりラウンジの中で一番多く利用した所ですから自然と愛着感が湧いてきます。狭くても窓が無くても混んでても、私は自分の時間を持ってゆったりとくつろぐができました。全国に数多く存在するANAラウンジ。恵まれた環境じゃない所があっても仕方ないですから、不十分に見える設備の中でも常に楽しむ気持ちを持っていたいですよね。
新千歳空港のANAラウンジでは存分にリラックスすることができましたよ!お世話になりました!
新千歳空港は工事の真っただ中。ただ今施設強化中
新千歳空港は2015年3月より施設の狭隘化解消、空港機能施設の機能向上、保安防災の強化、バリアフリー化への対応など、安全性と利便性の向上を目的とした、大規模な施設整備工事を実施しています。
↓
- 狭隘化している出発ロビー・搭乗待合室(制限エリア内の出発待合室、バスラウンジ等)を拡充・整備致します。
- 航空会社の出発カウンター・出発口を拡充・再配置致します。
- 受託手荷物検査はセキュリティを強化するため、インライン方式と致します。現国際線旅客ターミナルビルにおいて既に導入しております。
- 航空機への出発客と到着客の動線を分離する通路を整備し、セキュリティを強化する
- カウンターやロビー前の天井部を補強し、耐震性能を強化する
- スプリンクラーの設置数を拡充する
- トイレや授乳室などのユーティリティ施設を誰でも使いやすく整備する
新千歳空港公式ホームページより
新千歳空港の混雑は本当に激しいです!ターミナルの形状が半円を描く三日月型になっているので出発ロビーの幅が狭く、行き交う人と手続きを行うためにカウンターに並ぶ人がゴッタ返しになっている状況をよく目にすることがあります。
特に新千歳名物とも言える長~い行列は早くなんとかなって欲しい!
「なんじゃコレッ⁉」
「ナントカ神宮の参拝客?それとも芸能人の出待ちっすか?」
とある3連休の初日に出現した鬼列。もはや先すら見えないこの列のゴールは荷物を預けるためのカウンター。マジ勘弁してください。
ANA側は悲惨な状態ですが、JAL側は2016年12月に出発カウンターと保安検査場の整備工事が完了したので混雑具合は以前より解消されました。出発ロビーの幅は狭いままですが、出発カウンターの拡大と細分化、預け荷物の検査にインライン方式(※)を導入、保安検査場の拡充、などの整備工事により混雑緩和の効果を発揮しています。
※インライン方式:出発カウンターにて旅客から手荷物を受託後に検査を行う方式
ANA側もすでに工事は着工されており、JAL側と同様の工事内容となっているので混雑解消に向けての施設強化に期待が持たれます。JALのカウンターは天井の低い所に設置されてしまったので、せめてANAは天井の高い所にして欲しいですが、工事完成図を見た限りその願いは叶いそうにもありません(笑)
この旅客部門の強化工事の一貫として、ANA・JAL両航空会社のラウンジもリニューアルされることとなり、工事完成図3F部分にも『エアラインラウンジ』が2つ記されています。右側JALのラウンジはすでにリニューアルオープン済みです。
2017年4月25日には2F出発ロビーのど真ん中に、ANA・エアドゥ・JALの搭乗客が利用できる大型保安検査場『出発口C』もオープンしました。ANA上級会員やプレミアムクラス搭乗者にも少し関係があるので以下の記事を参考にしてみて下さい。この出発口Cをレポートするためだけに新千歳空港へ行ってきました!マジ暇人!
JALのラウンジは一足先にリニューアル
JALサイドは2016年6月29日、新設の『ダイヤモンド・プレミアラウンジ』とリニューアルされた『サクララウンジ』がオープンとなりました。2Fから3Fに移転されたことで窓のある広々とした明るい雰囲気のラウンジに生まれ変わったようです。
私はどちらも利用したことが無いので中の様子などを書くことはできませんが、ホームページを見るだけで潜入したい感がグングン上昇していきます。ダイヤモンド・プレミアラウンジは国内線ファーストクラスの搭乗で利用できるのでその機会を狙います。いつかは入るぞよ!
公式サイト
>新千歳空港国内線ラウンジ −JAL国内線
上の写真の専用エントランスの中には優先施設があるようです。
- JALファーストクラスチェックインカウンター
- ダイヤモンド・JGCプレミア専用保安検査場
エントランスの中からラウンジへ直結できる造りとなっていますが、ANAも同じラウンジ直結型のプレミアムチェックインカウンターを新設します。特別感を抱く演出に期待が高まりますね。
リニューアル後のANAラウンジとプレミアムチェックイン
2Fはスペースが限られているため手狭になっていますが、先にオープンしたJALのラウンジと同様、3Fへの移転により面積が約2倍に拡大され、駐機場や滑走路を見渡すことのできる大きな窓が設置されます。
滑走路の向こうには広々と並ぶ木々や雄大な山々を望めるので、北海道らしさを存分に感じることのできる開放的な空間となるようです。あとJR千歳線を走る列車を見ることもできますよ。
ANAラウンジ改修の他に以下のお知らせもありました。
「ラウンジに直結する優先チェックインカウンターおよび保安検査場を2階エリアに新設します」(ANA公式ホームページより)
現在は他のカウンターと同じ並びにあり、端の一角をプレミアムチェックインとして運用されています。他の空港でも一番多く見られるタイプですね。
ここからは私の勝手な推測ですが、リニューアル後は羽田空港と同じような形になることが予想されます。
羽田空港のプレミアムチェックイン入口の写真。羽田空港は北と南の2か所にプレミアムチェックインがありますがこれは北側の写真です。外からはカウンターの様子を見ることのできない完全独立型のプレミアムチェックインとなっており、自動ドアを入るとカウンター→専用保安検査場と並んでいます。
保安検査場を抜けて3FにあるANAラウンジへはエスカレーターでアプローチ。なんかニヤっとしちゃいますね、この特別感。
(ANAホームページ掲載イメージ図)
リニューアル後のイメージ図からもわかるように、羽田空港と同様の形となる可能性が高いと言えるでしょう。
北海道にANAスイートラウンジが誕生します!
ついに最上級ラウンジが上陸します。国内線『ANA SUITE LOUNGE』があるのは羽田、伊丹、那覇で新千歳は4番目の設置空港となりました。ANAラウンジと同じ3Fに新設されるので、受付カウンターは両ラウンジ共用で使うタイプになりそうですね。
「最上級」「スイート」ですから利用できるのはほんの一部の限られた方々。もちろん私は入れません。
- ANAダイヤモンドメンバー
- 200万ライフタイムマイル到達の方
- ANA SUITE LOUNGEご利用券を持っている方
1と2は「うん、こりゃ無理だな」って感じ。ダイヤモンドメンバーになるにはSFC取得の倍である10万プレミアムポイントが必要ですからね。
3のラウンジご利用券はヤフオクなどで販売されているので、購入すればANA便搭乗者は入場することができます。
私は今のところ購入予定はないですが眩しいスイートラウンジを目の当たりにしたら気が変わるかも。またそん時に考えます。
JALはファーストクラスの搭乗で最上級のダイヤモンド・プレミアラウンジを利用することができる一方、ANAは国内線の最上級席であるプレミアムクラスに搭乗してもスイートラウンジを利用することはできませんのでご注意下さい。
私はスイートラウンジを利用したことがないため、設備面やドリンク・フード面におけるANAラウンジとの違いがわかりませんが、よりゆったりとしたくつろぎ空間になることは間違いないでしょう。
最後のまとめ
工事完了後の新千歳空港国内線ターミナルにはANA・JAL両社のラウンジがフル装備されることとなります。
ANA
- ANA SUITE LOUNGE
- ANA LOUNGE
JAL
- ダイヤモンド・プレミアラウンジ
- サクララウンジ
圧巻のラインナップですよね。航空会社同士が切磋琢磨しての設備投資やサービス向上の取り組みは、私達利用者にとって様々なメリットを生み出してくれます。
上級会員でない場合も、上級クラスに搭乗することでラウンジを利用することができますから、プチ贅沢旅行として経験してみるのはいかがでしょうか?ANAは9千円でプレミアムクラスへ、JALなら8千円でファーストクラスへ変更できますよ(当日空席がある場合のみ)
約半年の閉鎖期間は長く感じますが、改修工事後のリニューアルされたANAラウンジと新設されるスイートラウンジ。その完成を今から心待ちにしたいと思います。
参考になる記事です