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出発口が変わる!新千歳空港国内線ターミナルど真ん中に新たな保安検査場が誕生

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工事真っ最中の新千歳空港国内線ターミナルで、新しい出発口が2017年4月25日にオープンするとのニュースが発表されました。完成予想図通り、2F出発ロビーのど真ん中にドーンと登場する新たな保安検査場。あの悪しき名物となってしまった長蛇の鬼列が果たしてどこまで短くなるのか?

 

 

出発ロビーの混雑緩和、保安検査の遅れによる出発便の遅延など、慢性的な問題を解決する突破口の一つとして新しい出発口の完成には期待が高まります。着々と工事が進む新千歳空港の出発・搭乗エリア。さて、今回はどんな形に変わるのでしょうか?

 

 

 

 

 

2017年4月上旬の出発口はこんな配置

 

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半円を描く三日月型の2F出発ロビーには、5箇所の出発口(保安検査場)が用意されていますが、どっからどう見てもバランスの悪い配置になっていますよね?でもこれは「出発口E」の方から順次工事を始めていって、JALに搭乗する人が利用する「出発口C」までのターミナル右側部分だけが完成している状態だから。工事はまだ道半ばといった感じ。

 

 

この中で保安検査のための長~い列ができるのが悪評スポット(?)と化した『出発口B』。平日の夕方でも「通過するのに1時間以上かかった」と嘆く人もいるくらいその混雑ぶりは年々エスカレートしており、各航空会社も危険な時間帯を公表して利用客に注意を呼びかけています。

 

 

ANA

08:00~09:00、10:30~12:30、16:30~18:00の時間帯は、手荷物受付カウンターおよび保安検査場が大変混雑いたします。

 

エアドゥ

7:15~8:00並びに17:00~18:00は、新千歳空港保安検査場が特に混み合う時間帯となります。

 

(各航空会社ホームページより)

 

 

出発口BやANA・エアドゥカウンターがあるターミナル左側部分の改修工事はまさにこれからが本格始動となり、全てが完成するのは2018年3月の予定。予定通りに進むとあと1年で新しい出発ロビーがお目見えするんですよね。ANA好き人間としてはANAやエアドゥのカウンターがどんな姿に生まれ変わるのか今から楽しみで仕方ありません。

 

 

今回新たに出発口が誕生する場所は、上の図でいうとセンタープラザの上にあるグレーの部分で、ANAとJALに挟まれたターミナルど真ん中の一等地。規模としては、現在の工事状況やJALカウンターの場所、完成予想図などから判断すると、結構大型な保安検査場になるのではないでしょうか。

 

 

※2017年5月、実際にオープン後の様子を見に行ってきました。その時のレポートはこちらをご覧ください。

 


 

 

2017年4月25日から出発口が変わります!

 

 2017年3月31日、新千歳空港より以下のアナウンスがありました。

 

2017年4月25日(火)より国内線出発口・到着口が変わります!

 

4月25日(火)より国内線ターミナルビル2階出発口(保安検査場)・1階到着口の名称が変更となりますのでご案内致します。ご利用の航空会社によって出発口(保安検査場)及び到着口が異なりますのでご注意下さい。なお、2階出発口(保安検査場)については、名称変更に加え、一部移転、があります。 

 

(新千歳空港公式ホームページより)

 

 

1F国内線到着口にも変更があるようですが、これは到着口の名称が変わるだけなので特に影響はありません。飛行機が着いたら案内に沿って出口に向かうだけですからね。

 

それでは新しくなる出発口はどんな感じになるのか見ていきましょう。

 

  

 

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2017年4月25日から上の図のような配置となりますが、やはり注目すべきはど真ん中にできる『出発口C』完全な新設オープンの保安検査場で、ANAとエアドゥとJALのロゴが書かれている上、ここだけ矢印が2つある!ということは他よりも広い保安検査場であるといって間違いなさそうです。

 

 

でも出発口Cって今までもありましたよね?向かって右側のJALサイドに。そう、今回出発口Cの新設に伴い2F出発口の名称は全て変更されるんです

 

  • 旧出発口N → 出発口A(まだ工事中)
  • 旧出発口A → 出発口B
  • 旧出発口B → 閉鎖
  • 旧出発口C → 出発口D
  • 旧出発口D → 出発口E
  • 旧出発口E → 出発口F

 

 

 

出発口Bになる所(旧出発口A)

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旧出発口Nの写真がありませんので旧出発口Aからご紹介。ここから入場できるのは、ANA、エアドゥ、ピーチ、バニラエア、スプリングジャパンに搭乗する方。センタープラザから離れており、ANAカウンターからも奥まった場所にあるため以前は利用する人が少なかったですが、出発口Bの大行列を避けるためにこちらを利用する人が多くなっている印象をうけます。広々とした明るい雰囲気が特長で、空港らしさを感じられる私のお気に入りの出発口です♫(どうでもいっか)

 

 

ただ、この出発口も後々ちょっとだけ場所移動をすると思われます。

 

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工事予定図から判断すると、今よりもう少し右に移動する気がするんですよね。JAL側にある出発口との位置関係から見てもそんな気がします。現在のANAカウンターがある場所にこの新しい出発口Bが移転すると思うのですが......まあ私の予想はよくハズレますけど(笑)

 

 

閉鎖する所(旧出発口B)

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この写真ではそれほどでもありませんが、長~い行列ができることで有名な旧出発口Bは2017年4月24日をもって閉鎖します。ここで気になるのが以前記事で紹介した臨時のANAプレミアム専用保安検査場の行方がどうなるのかということ

 


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ANAラウンジに直結するプレミアムチェックインと専用保安検査場が完成するまでの間、普通に考えると臨時の専用保安検査場は新しい出発口Cに設けられると思いますが実際はどうなるでしょう?この結果は確認でき次第順次お伝えしていきたいと思います。

 

 

出発口Cになる所(新設オープン)

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工事中で新設オープンする所だから当然写真なんてありません(泣)。上の写真は工事されている場所をただなんとなく撮っただけで、右の白い壁の向こう側が新しい出発口Cになる所です。

 

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ここを利用できるのはANA、エアドゥ、JALに搭乗する人ということなので、一番賑やかで利用する人も多いメインの保安検査場となりそうですね。何と言ってもセンタープラザの目の前にあるので、お土産店やレストランを利用してから保安検査場に向かう場合、今まで以上にわかりやすい動線となるでしょう。

 

 

工事している区画を見る限りかなり横に広くなると予想されますが、はたしていくつの検査レーンが用意され、どれだけ混雑解消への効果をもたらすのか?オープン後に控えるゴールデンウィークでその威力が発揮されることになりそうです。

 

 

出発口Dになる所(旧出発口C)

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利用できるのはJALに搭乗する人だけの保安検査場。新しくて綺麗なんですが検査レーンが3つほどしかないないため、時間帯によってはトグロを巻いたような長い列を見かけることがあります。ただ、新たに誕生する出発口CをJAL便搭乗者は利用できるようになりますから、今後は利用者も分散され、ここの混雑もかなり緩和されることになると思います。

 

 

この出発口Dの左隣にデーンと構えるのが・・・

 

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JALファーストクラス・チェックインカウンター&ダイヤモンド・JGCプレミア専用保安検査場 の入口

 

長ったらしくてなにがなんだかわかりづらいですが、ようするにここに入れるのはJAL便にいっぱい搭乗する上級会員とファーストクラスの搭乗者。JAL国内線ファーストクラスの利用でももちろんOKなので、私は虎視眈々とその機会を狙っています。絶対いつかは入るぞよ!(ぞよ?)

 

 

出発口Eになる所(旧出発口D)

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ここはスカイマークフジドリームエアラインズ(FDA)の搭乗客が利用します。センタープラザからは結構距離がありますが、これはANAとJALの二大エアライン以外の航空会社はターミナル中央部から離れた搭乗ゲートを使用していることがほとんどだからです。新千歳空港に限らず全国の空港でいえることですね。どうしても後発の航空会社は端っこを使用することになりますから。

 

 

でもこの出発口には一ついい面があると思うんですよ。それは入ってすぐ左手に『CAFE GREEN Tokachi (カフェ グリーン トカチ)』というお店があること。ドリンクや軽食、アルコールが揃い、店内に椅子とテーブルが用意された制限区域内で唯一ゆったりくつろぐことのできる飲食店。新千歳空港で保安検査後に〝座って飲んで食べられるお店〟はここだけしかありません。

※2017年4月19日に制限区域内の飲食施設としてフードコートタイプの『北海道食堂』がオープンしたため、保安検査後に座って飲食できるお店が複数に増えました。

 


  

前から思っていたんですが、制限区域内って本当に飲食店が少ないですよね。羽田空港でも「えっ、こんなもんしかないの?」ってなるぐらいお店のラインナップが貧弱だと感じます。うちの場合、家族で飛行機に乗る時は心配性のためか早めに制限区域内に入るので、もうちょいお店の選択肢が増えると助かるんですけどね。

 

 

 

 

出発口Fになる所(旧出発口E)

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ここはまさにジェットスターの専用保安検査場。一番端っことはいえ、LCC1社で一つの保安検査場を独占しています。検査場の手前にチェックインカウンターがありますが、お土産店やレストラン街からはかなり離れているので、移動時間や手続き時間はしっかりと考慮する必要があります。

 

 

 

以上、各出発口の様子を見てきました。名称が全て変更され、新しい出発口が誕生する日は2017年4月25日。実は同じ日にリニューアルオープンする他の施設を偶然見つけてしまったのでちょっとここで発表させて下さい!しかも2つ!単なる自慢です(笑)

 

 

2017年4月25日にオープンするお仲間さん

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まずは何気なく高速道路の料金を調べている時に見つけたのが

 

輪厚サービスエリア(上り)

 

高速の道央自動車で札幌から苫小牧方面に向かうとすぐに到着する札幌に一番近いサービスエリアですね。以下はホームページから引用しました。

 

札幌近郊にあるPA。フードコートには、「北海道生まれの素材とメニューをとことん楽しむ」をコンセプトに食材豊かなグルメの地「北海道」を存分に味わっていただけるよう3つの専門ブースを設けました。なお、ショッピングコーナーを含めた商業施設全体のグランドオープンは、平成29年の4月25日を予定しております。

 

(NEXCO東日本公式ホームページより)       

  

 

さらにもう一つ発見しちゃいました。これはJR札幌駅を利用した時に見つけましたよー。  

 

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北海道四季彩館札幌西店   

 

JR札幌駅西改札口のすぐ隣にあるお土産屋さんで、立地の良さからいつもたくさんのお客さんで賑わっています。新千歳空港で例えるなら『ANA FESTA』や『BLUE SKY』のような何でも揃う総合土産店といった感じです。

  

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こちらもホームページからお知らせ文を引用しました。

 

誠に勝手ながら、改装工事のため、下記の期間休業させていただきます。

休業期間:平成29年4月1日(土)から平成29年4月24日(月)

また、平成29年4月25日(火)リニューアルオープンします!

 

(北海道キヨスク公式ホームページより)

 

 

なぜか4月25日という普通の日に新千歳空港の出発口輪厚サービスエリアJR札幌駅の四季彩館の3つがリニューアルオープンするという世にも不思議な偶然を発見してしまいました。しかも飛行機、車、鉄道といった交通に関する施設がラインナップ。

 

「きっと何か意味のある特別な日に違いない!」と意気込んで色々調べましたが全く何も見つからず。私の脳みそでは「ゴールデンウィークに間に合わせるため」といった誰でもわかるような理由しか思いつきませんでした。でもなんか気になるなぁ~~~。

        

 

最後のまとめ

 

激しい混雑と長い行列が慢性的な問題としてメディアでも話題となる新千歳空港の出発ロビーが、2017年4月25日、新たな出発口の誕生でその装いを一変させます。国内線ターミナルのど真ん中にできる検査場で、多大な時間を要した保安検査を受けるための待ち時間が一体どれほど短縮されるのか?

 

今から期待を持ちつつ、その完成を楽しみに待ちたいと思います。

 

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