サッと食べれる本格寿司!新千歳空港で穴場の立ち食い寿司屋は時間がない人にもおすすめです
数々の魅力的なグルメスポットが揃う新千歳空港で、やはり人気が高いのは北海道の十八番とも言える海鮮料理、とりわけ『寿司』であることは間違いないでしょう。北海道旅行の最終滞在地である新千歳空港で、「旅行のシメにおいしい寿司を食べたい!」と思う方もきっと多くいるはずです。
そんなみなさんの要望に応えるべく新千歳空港には寿司を堪能できるお店がいくつか用意されていますが、その中の一つに1人でも気軽に立ち寄れる穴場の立ち食い寿司屋が存在します。出発口にもほど近く、時間がない方にもおすすめのこのお寿司屋さん。立ち食いと言って侮るなかれ、提供される品はどれも手の込んだ本格寿司。ぜひ一度ご賞味下さいませ!
- 新千歳空港へはJRでアクセス
- 立ち食い寿司があるのは3F、ではなく・・・
- 2Fのおみやげ店の中にある立ち食い寿司屋
- 札幌シーフーズ『五十七番寿し』へ行ってみた
- オーダーして食べてみました!本格寿司をご紹介
- 五十七番寿しのお値段は?
- 最後のまとめ
新千歳空港へはJRでアクセス
新千歳空港駅があるのは地下1Fなので出発ロビーがある2Fへはエスカレーターで上がります。改札前のコンコース付近はコンパクトな造りとなっており、出発ロビーへ向かう動線も単純明快。改札を出て正面左手エスカレーターがANAサイド、右手エスカレーターはJALサイドに繋がっています。
立ち食い寿司があるのは3F、ではなく・・・
食事をするとなったら無意識のうちに3Fへ足が向かうかもしれませんがそこはご注意を。いくら3Fを歩き廻っても今回紹介する立ち食い寿司屋さんに辿りつくことはできません。なぜなら、このお寿司屋さんは2Fのお土産店が揃うエリアにあるからです。というより、「紛れ込んでいる」と表現した方がいいかもしれません。
2Fのおみやげ店の中にある立ち食い寿司屋
新千歳空港のフロアマップでお店の場所を説明すると、
立ち食い寿司屋があるのは市場系の『どさんこ産直市場』と呼ばれる海鮮系のおみやげ店が並ぶ所。出発カウンターで言うとANA側に近い方となりますね。反対のJALサイドには北海道を代表するスイーツ系のお店が軒を連ねています。
札幌シーフーズ『五十七番寿し』へ行ってみた
- お店
札幌市中央卸売市場水産仲卸札幌シーフーズ『五十七番寿し』 - 住所
北海道千歳市美々987 新千歳空港ターミナルビル2F - 営業時間
9:00〜20:00(物販は7:30〜) - 定休日
無休 - 定員
カウンターのみ12人(椅子なし)
この写真だとわかりづらいですが、お店向かって真ん中から右側が海産物の販売ゾーンとなり、立ち食い寿司の飲食ゾーンはお店の左側となります。どうやら『札幌市中央卸売市場水産仲卸札幌シーフーズ』の中に『五十七番寿し』という立ち食い寿司屋が併設している形のようです。
お店の中にカウンターと職人さんの姿が確認できますよね。通路にすぐ面しているので中の様子も簡単に見ることができますから、臆することなく気軽にふらっとお店に入ることができます。寿司屋特有の「敷居の高さと入りづらい雰囲気」は全くありませんのでビビリの私でも気兼ねなく入ることができました。
〝立ち喰い寿し〟の案内で店前を通る人の眼を魅きつけます。食いではなく〝喰い〟、寿司ではなく〝寿し〟、なんですね。眼の前に拡がる寿司カウンターに魅きつけられて、私も今までに何度となく立ち止まっては「食べたいなぁ」と思っていましたが、中々タイミングが合わず今回が初めての訪問となりました。
カウンターに近寄ると、すぐに店員さんが「いらっしゃいませー!何名様ですか?こちらにどうぞ。」と案内してくれます。ビビリ人間にとって入ってすぐに誘導してくれるこのスピーディーな対応は本当に助かります。1人客や時間がない人にはまさにピッタリのスピード感。
店内の奥側から撮った写真。写真左側に拡がる海産物の物販コーナーはそれほど混雑することもなさそうなので、背後が騒々しいといったこともなく、立ち食いでも落ち着いてゆっくり食事ができそうです。仕切りも無いためか窮屈感も感じず、思ったよりもマイペースな時間を過ごせます。
カウンターの足元には一席に一つずつカゴが用意されているため、手荷物やコート等の置き場所に困ることはありません。カウンター下部にも収納する所がありますね。
やはり寿司屋の魅力と言ったら多くのネタが揃ったショーケース。水産仲卸直営のため、市場から毎日直送される新鮮なネタがズラリと勢揃いしています。カウンターに座ってマジマジと眺めながら次の注文を考えるのってホントに幸せですよね。全然魚のこととかわからないくせに、調子に乗って「この魚は何ですか?」って聞いちゃったりして♫単なる自己満足の世界です......
壁に掛けられたお品書きを眺めながら何を注文するのか頭を悩ませます。寿司は全て一貫からの注文ですが、お得な十貫握りのセットも用意されていますので、迷った場合まずはこのセットを頼むのもいいかもしれません。ここに書かれているのは定番の寿司といった様相で、その他の旬のものやおすすめ品は、店内や店前のボードなどで紹介されています。
空港にある寿司屋だけに訪れる外国人観光客も多いため、注文は複数の外国語に対応したタッチパネルで行います。一貫ずつの値段で表示され、わさびの有無も画面から選択することが可能です。店前の案内ボードで紹介されている旬のおすすめ品や限定品もタッチパネルから注文することができますよ。
ちゃんと見やすいタッチパネルの説明書も用意されていますが、これはさすがに日本語のみで外国語には対応していません。でもお客のことを考えた丁寧な仕事っぷりには感服する思いでいっぱいです。見やすくてわかりやすい。
オーダーして食べてみました!本格寿司をご紹介
「いきなりビールかよ!」って怒られそうですが、平日の真っ昼間から我慢できずに注文してしまいました(泣)去年までは昼間からアルコールを摂取することに抵抗があったのですが、2016年はANAスーパーフライヤーズカードの獲得を目指したSFC修行でANAプレミアムクラスに搭乗したため、明るい時間帯からアルコールを飲める機会がたくさんあったんですよね。
なにせ地上ではANAラウンジに、機上ではプレミアクラスに一通りのアルコールが揃っていますから、一庶民に過ぎない私はその貧乏性を発揮して、昼間から大好きなビールを目一杯堪能させて頂きました。でも今年はSFC修行も無いので昼からビールを飲むことはまずありません。ですから今回昼ビールを頼んだのはめっちゃ久しぶりなんです。たまにはいいですよね?
写真に写っている職人さんは1人ですがこの他に2人の職人さんがいらっしゃいました。みなさん明るくテンポよく、素早い手つきで仕事を正確にこなしていきます。いつも思うんですが、会話をしながら笑顔を振りまき、しかもおいしい寿司まで握れちゃうって本当に職人さんの力量はすごい!絶対に真似できないな・・
注文はタッチパネル形式ですが、職人さんはみんな気さくな人ばかりなので、その日のおすすめや旬の素材などを気軽に聞いてみるのもいいでしょう。目の利いた職人さんおすすめの一品を教えてくれるはずです。
いよいよタッチパネルで寿司を選びます。今回は看板にあったおすすめ品を中心に、あれこれ悩みながら旬の素材を注文していきました。
最初に2品を注文。左が『本メヌキ』で右が『桜鯛』ですが、見た瞬間「あ、これ絶対好き!」って食べる前に確信しました。確か2つとも「本日のおすすめ」にあったメニューですね。はっきり言って食レポはめっちゃ下手くそなので上手な言い回しはできませんが、とにかく「おいしかった!」
最近は白い系の魚のネタが大好きなので、これはまさにドンピシャでした。ただ本メヌキが一体どんな魚なのか全く知りません。食に対する知識は最底辺の食べる側専門の人間なので......
フワっとした食感と優しい甘みが抜群の『炙りキンキ』。昔、伊豆のどこかで食べて以来すっかりキンキのファンになっちゃいました。口の中に広がる旨味はもう最高。ウマイに決まっています!
シャリは柔らかめに握っているようで、食べるとホロリとした食感に包まれます。色も少し赤みを感じるので赤酢ってやつを使っているんですかね?味の違いはよくわかりませんけど(笑)
全体的にシャリは小ぶりなので回転寿司に比べて色々な種類の寿司を楽しむことができますよ。腹が膨れるビールを好む人間にとって小ぶりのシャリは助かります。
「手でお召し上がり下さい」とありますが、私は物心ついた時から寿司はずっと手で食べているので箸を使ったことはありません。何ででしょうね?もしかしたら親の影響かも。
またまた白い系で攻めました。左の色みのある魚は『春ほっけ』。ほっけと言えば焼き魚ですが、鮮度が良ければ握りとしても出せるそう。肝心の味については記憶がほとんどございません...「普通」だったのかな?右の白い握りは『サメカレイ』。脂のノリ具合と適度なとろけ感がたまりません!メニューにあれば必ずどこの寿司屋でも注文する私の大好きな一品です。
ここで赤い系の寿司を挟もうと思い、おすすめの『サクラマス』を食します。私の味覚ではサーモンよりも脂感が少なく、よりお酒に合う大人の寿司といった感覚です。いや〜ビールがすすみます♫
というわけで、もう一度ビールによるエネルギー補給の時間です。私が飲んでいるのは1杯目も2杯目もアサヒスーパードライのエクストラコールド。もう一つ、メニューに載っている北海道名物のサッポロクラシックはこの日完売となっていたようです。味音痴の私は違いがわからないのでビールだったら何でもOK。
今回紹介する最後の品は高級魚として名高い『のどぐろ』。ヤバイなこれ......とにかく「おいしい!」としか言いようがありません。口の中に入れると、脂がトロリとこぼれ落ちた後に柔らかい身がスーッととろけていってしまいます。この絶妙な味わい感、あと10貫食べたいな(マジッ⁈)
実はこの後もサバや中トロを注文して食べたんですが、ビールを飲んで気分が良くなっていたこともあり、カメラを向けるのをやめてゆっくりと食事タイムを満喫したかったのでこれ以降の寿司写真はありません。でもどれも例外なくおいしかったですよ。
五十七番寿しのお値段は?
写真付きで紹介した分の値段をタッチパネルの注文履歴から確認してみましょう。ご覧のとおり決して安くはないですね。ビールを抜かして計算すると、握り7貫で2,650円。1貫あたり380円弱となりますから、回転寿司の相場に慣れていると随分高く感じます。
でも提供される寿司はどれも手の込んだ本格派。自分の好みに合わせて1貫ずつオーダーできるのもポイントです。この価格が高いと思うか安いと思うかは人それぞれですが、素材の良さを生かした寿司のレベルの高さを実感することにみなさん違いはないと思います。
最後のまとめ
多くの海鮮料理店が並ぶ新千歳空港で、聞き慣れない〝立ち食い寿司〟という新ジャンルで異彩を放つ札幌シーフーズ五十七番寿し。お土産店の一角に併設するカウンターのみの小さなお店で本格寿司を味わえる穴場のグルメスポット。
気さくな職人さんが握る寿司を堪能しながら飛行機の出発時刻を待つのも粋なもの。アルコールを摂る摂らないはみなさんにお任せしますが(笑)
2F出発ロビーにも程近く、時間がない方や1人客にもおすすめの立ち食い寿司屋。気軽に立ち寄ってみてはいかがでしょうか?