搭乗ゲート近くのグルメスポット 新千歳空港制限エリア内に新たな飲食店が誕生
新千歳空港の国内線ターミナルにおいて、保安検査場を抜けた制限エリア内に2017年4月19日、待望の座って飲食できるグルメスポットが新しくオープン。空港全体の改装工事が進行する中、飛行機が出発する搭乗ゲート近くに飲食店舗が誕生することは多くの利用客にとって様々なメリットをもたらしそうです。
今回は実際にお店を訪れたわけではないので写真や料理のレビューといった個人ブログの生命線である体験を基にした記事素材は全くありませんが、「保安検査の後にご飯を食べれる場所ができた!」というニュースが純粋に嬉しかったのでみなさんにその内容をお知らせしたいと思います。
- 貧弱だった制限区域内のグルメ事情
- 待望のグルメ施設『北海道食堂』の場所はココ
- 北海道食堂はフードコート型
- ①島の人(ゲートラウンジ店)
- ②富川製麺所
- ③ドライブインいとう 豚丼名人
- 制限区域内にあることのメリット
- 出発口Cの近くには土産店がオープン
- 最後のまとめ
- 新千歳空港のお土産&レストランの関連記事
貧弱だった制限区域内のグルメ事情
2017年4月19日まで新千歳空港保安検査後の制限区域内にあった飲食店舗は一つだけしかなく、多くの人は国内線ターミナル3Fのレストラン街、またはフードコートを利用している状況であったと思います。
たった一つのお店はこちら。
(新千歳空港ホームページより)
唯一制限区域内で店内にテーブルと椅子が用意されていた飲食店はJAL側にある『カフェ グリーン トカチ』。このお店がオープンしたのは2016年3月15日なので今から1年2ヵ月前までは1店もまともな飲食施設が存在していなかったんですよね。
一応お土産店のANA FESTAやBLUE SKYには数種類のフードメニューもありますが、あくまでもレンジで温めるだけのような簡易的な品物しか揃っていないので、食事処として利用するにはかなり無理がありますよね。「腹に入れば何でもいい!」という逞しい方なら全く問題ないのかもしれませんが......私はイヤっす!
待望のグルメ施設『北海道食堂』の場所はココ
新しくオープンするグルメスポットの名前は、ズバリ『北海道食堂』。ありそうであまりない直球勝負のネーミングは逆に新鮮でいいかもしれません。
北海道食堂の場所は、2F搭乗待合室内の出発口CとDの間で、11番と12番搭乗口の近くになります。11番と12番搭乗口を使用しているのはJALなので、利用する搭乗口にもよりますが特にJAL便利用者は出発時刻近くまでゆっくりと食事をすることができるようになりました。これは結構大きいですよ。
以前と比べて飛行機に乗る際の手続きはだいぶ簡素化されましたが、搭乗手続き → 荷物預け → 保安検査 といった一連の流れにはある程度一定の時間を要します。特に最後の保安検査が一番の関門で、みなさんも買い物や食事が終わっていざ保安検査場に向かうとずらっと並ぶ長蛇の列に「マジかよ...勘弁してくり(泣)」っていう状態に陥ってしまった経験はありませんか?私は何回か行列地獄にハマったことがあります(泣)
ですから手続きが全て終わって、あとはもう『飛行機に乗るだけ』となった状態で食事を摂れるお店があるということは、私のようなビビリ人間にとって本当にありがたいことなんですよね。ウチの家族も、「保安検査を通過するまではなんか落ち着かないんだよなぁ~」といつも言っていますから、今後新千歳空港から搭乗する際は積極的にこの北海道食堂を利用していくことになりそうです。
国内線ターミナル向かって右側の搭乗口を使用しているのはJAL、スカイマーク、FDA、ジェットスターの4社なので、これらの航空会社を利用する人は北海道食堂から搭乗ゲートまでは比較的少ない移動距離で済むことになります。
対してANA、エアドゥ、ピーチ、バニラエア、スプリングジャパンは左側の搭乗口を使用しているので、利用する搭乗口によっては北海道食堂までの距離が遠くなります。まあ、遠いといってもたかがしれている移動距離なので特に心配するほどでもありません。多目に10分も見ておけば大丈夫でしょう。このブログで何度か言っていますが、空港では時間に余裕を持っての行動を心掛けることが大切ですよ。
ANA側をよく使う人からすると、「なんでJALの方ばっかり飲食店ができるんだ⁉」と不満を持つ方もいるかもしれませんが、現在、新千歳空港のANA側出発エリアは施設強化工事の真っただ中。手続きカウンターの他、ANAラウンジも完全に閉鎖して着々と工事が進められています。下にあるこれらの記事を読むと工事概要がなんとなくわかるかと思います。
下の記事では制限区域内の飲食店事情について、その貧弱さをボヤいています。【出発口D】の項目の所です。
先程も言いましたがANA側の工事も着々と進んでいます。なのでここは辛抱です!工事が終わる日をじっと待ちましょう。完成の暁には、ANA側にも立派なグルメスポットが誕生するはずです!みなさん期待しましょー!!!(できなくても責任は持ちませんけどね♫)
北海道食堂はフードコート型
(新千歳空港ホームページより)
今回、搭乗待合室内に出来た北海道食堂はフードコート型。『型』を付けたのは、北海道食堂には店舗数が3つしかなく、「みなさんが想像する広々としたフードコートとはちょっと違いますよー。」という区別の意味を込めて(笑)新千歳空港のフードコートといったら3Fにある広々空間をみなさん思い浮かべるはずですから。「えっ⁉フードコートなんてあったっけ?」という方は以下の記事をお読みください。
北海道食堂の概要はこんな感じ。
- 営業時間
8:00~21:00 ※ラストオーダー20:30 - 座席数
116席 - 店舗数
3店舗
上の図は北海道食堂の案内図を拡大したものです。3つのお店は、
①島の人
②富川製麺所
③ドライブインいとう 豚丼名人
それではどのようなお店なのか、1店ずつ見ていきましょう。
①島の人(ゲートラウンジ店)
(新千歳空港ホームページより)
『島の人』は北海道北部の日本海に浮かぶ礼文島の名物〝生ウニ〟や、北海道近海で捕れた旬の海の素材を、こだわりの海鮮グルメとして提供する海鮮系の専門店。鮮度の良さを生かしたテイクアウト商品も数多く取り揃えているようです。
運営会社である『株式会社レブニーズ』は礼文島を拠点に海産物の販売を手掛ける企業で、用意されたメニューは本店のある礼文島か新千歳空港でしか味わうことのできない限定品となっているようです。〝海鮮丼〟や〝ウニ丼〟の人気メニューに加え、オリジナルビールや道産酒といったアルコール類もラインナップ。「飛行機の搭乗を待ちながら一杯引っ掛ける」なんてもう最高!テンションMAXになること間違いありません!(飲み過ぎには注意しましょう)
店名にゲートラウンジ店とあるのは2Fのお土産店が揃うエリアに物販店舗の『島の人 新千歳空港店』があるからですね。海鮮系の店が集まる『どさんこ産直市場』の中にあり、前の記事で紹介した立ち食い寿司屋の店舗も近いですよ。立ち食い寿司屋訪問時の私の下手くそな食レポはこちらの記事で読むことができます。
やはり北海道グルメといったら海鮮料理は外せません。次回搭乗時はフライト前に海鮮丼かウニ丼をガッツリ食べてみたいと思います。食レポは・・・・・勘弁してください(泣)
②富川製麺所
(新千歳空港ホームページより)
続いて紹介する『富川製麺所』は、北海道産の小麦を使った自家製麺と富良野産の野菜を組み合わせた一杯を提供するラーメン屋さん。
運営しているのは北海道のほぼ中央に位置する富良野市の『有限会社 とみ川』。ラーメンを主とした飲食業務を手掛けており、富良野市内でいくつかのお店を展開しています。「製麺所がやっているラーメン屋さん」がコンセプト。スープが自慢の味噌ラーメンがおすすめのようです。
③ドライブインいとう 豚丼名人
(新千歳空港ホームページより)
『株式会社丸三伊藤商店』が運営する十勝清水町の豚丼専門店『ドライブインいとう 豚丼名人』は、十勝名物となった定番の〝豚丼〟の他に、空港限定の商品やテイクアウト商品も販売するお店。
ドライブインいとうは新千歳空港にもう1店、国内線ターミナル3Fのレストランが立ち並ぶ『グルメワールド』のほぼ中央に店舗を構えています。
豚丼って全然興味が無かったんですが、昨年初めて食べてそのウマさに驚きました!焼き上がった肉の香ばしさとちょい甘めのタレの絡み具合がサイコーで、白いご飯がどんどん進む空腹時には最強のどんぶり飯。かと言って大雑把な味ではなく、肉の旨味を存分に堪能できる絶妙な焼き加減に仕上がってるんですよね。もっと早くその美味しさに気付けばよかったなぁー。
制限区域内にあることのメリット
保安検査を受けた後のエリアに飲食店があることで、特に恩恵を受けそうなのはこんな人達でしょうか?
- 新千歳空港で乗り継ぎする人
- 面倒くさいことを先に終わらせたい人
道内の各空港から新千歳空港で乗り継いで全国各地に飛んで行く人、その逆で全国各地から新千歳空港で乗り継ぎ、道内各地へ飛んで行く人は、制限区域の外に出ることなくちゃんとした食事を摂ることができるようになりました。
これは特殊なパターンですが、ANAの『SFC』やJALの『JGC』といった上級会員の資格を得るために、飛行機にたくさん搭乗して必要なポイントを貯めまくるちょっと変わった人達にもメリットがありそうです。「新千歳到着後にすぐに食事して折り返し便にさっと乗り込む」といった常人では理解できないわけのわからない乗り方もこれからは可能となります。
「なんでそんなことすんの⁉」と思う方はこちらの記事を。わけのわからない乗り方について説明しています。もちろん私も実践していました(笑)
あとは先程説明したウチの家族のように搭乗手続きや荷物預け、保安検査といった絶対に欠かすことのできない空港での面倒くさい手続きをさっさと終わらせたいと思っている人。「あとはもう飛行機に乗るだけ」という状態にしておけば、ゆっくりと食事を楽しむことができますからね。
出発口Cの近くには土産店がオープン
グルメ関連のニュースではありませんが、以前の記事で紹介した出発口Cも2017年4月25日より運用開始。その両サイドに総合土産売店として左側に『ANA FESTA 9番ゲート店』、右側に『BLUE SKY 中央ゲートショップ』がオープンしています。
保安検査前の2Fフロアに広がるお土産店エリアの規模は〝国内空港最強〟とも言える陣容ですが、その広さと店舗数の多さからショッピングにかなりの時間を要してしまう危険性があるため、最近の私はもっぱら制限区域内のANA FESTAで土産品を購入しています。
限定品や海産物、その他こだわりの品を制限区域内で買うことは難しいですが、『白い恋人』や『マルセイバターサンド』といった定番の銘菓などはどこの店舗でも売っています。ANA FESTAとBLUE SKYの品揃えにほとんど違いはないので、どちらの店舗を利用するかはお好みでどうぞ。もちろん私はANA大好き人間なので〝ANA FESTA〟一択です。
実は私、以前羽田空港でJALの機体に貨物や手荷物を搭載する仕事をしていました。みなさんがよく目にするJALのカバーオールを着て飛行機周りで作業していたんですよね。特殊な車両に乗ったり飛行機のドアをクローズしたり・・・。今となっては懐かしい思い出です。その私がなぜここまでANA一辺倒になり、JALには興味がなくなってしまったのか?大したことではないんですが、いつかこのブログでその理由を書ければいいかなぁと思っています。
最後のまとめ
なんか全然関係のない話をしてしまって恐縮ですが、最後に、保安検査後の出発ゲート近くにできたグルメスポットの概要をまとめてみました。
- 名前は『北海道食堂』
- 場所は2F制限区域内のJAL側、12番搭乗口の近く。
- 店舗形態はフードコート型で、海鮮料理の『島の人』、ラーメンの『富川製麺所』、豚丼の『ドライブインいとう 豚丼名人』の3店舗。
- 乗り継ぎ客は特に便利。外に出なくても食事に困らない。
今回は実際に利用したわけではないので店内や料理の写真はありませんが、今後利用した際にはより詳しい店舗情報をこのブログでみなさんにお届けしたいと思います。